続・Googleに追われている夢を見た

(昨日の続き)

Googleがやろうとしていることは予測していた。
世界中からあれだけの優秀な人を集めている。天才と秀才を集めて、彼らに
ステキな環境を用意している。

Googleは、5人以内の少人数で開発するといわれる。
この5人くらいのメンバーが半年ぐらいの目標を掲げて、とりあえずやって
みる。結果はうまくいくかもしれないし、いかないかもしれない。もちろん
成功するかどうかで今後の自分に対しての評価は変わるので、成功させねば
ならない。

これは13世紀に世界を席巻したモンゴル族に似ているところがある。かれら
も1人3頭ぐらいの馬を従えて馬を交換しながら、1日数百キロも駆け抜け
た。しかも少人数で行動して、敵の弱いところを攻め立てる。彼らの巧みな
戦術もあるだろうが、馬に乗って移動する機動力はそのまま情報力につながる。

今の時代は、その頃よりも複雑なのでモンゴル族の戦術をそのまま例えると
間違いだが、機動力は重要かもしれない。

いま一番Googleを恐れているのは、Microsoftだろう。
Bill Gatesは天才だが、Googleがこういうゲリラ戦略をしてくると、戦いづ
らい。Microsoft社はコンピューター技術を創造してこなかった。基礎技術
を作っている会社を買収したりして大きくしてきた。マーケッティングと戦
略の会社だ。Googleは技術中心の会社で、テレビ・新聞・雑誌などのコマー
シャルをすることもあまりない。人を集めるために大きな広告を打つ必要も
ない。口コミに近い形でサービスを広め、人を集める。

Googleは技術力は持っているけれども、自分が中心だという発想はしない。
サーバーは、Linuxを応用した独自のOS。グーグルが提供するサービス、ス
ケジュール、ノートブックなどもAjaxを使っている。どのパソコン・ブラウ
ザでも動く基本的な技術を使って、使いやすいものにしている。

JavaやFlashを使えば、もっとよいものにできるかもしれない。しかし、
JavaはSunが仕様を決めているし、FlashはAdobeが仕様を決める。中味は
オープンソースにして公開しているが、すべてを公開しているわけではない
し、新しいバージョンはSunやAdobeが勝手に仕様を変える。

それではGoogleは振り回されるだけだ。
だから、あまり突っ込んだ機能を持つソフトやサービスをユーザー側に提供
しない。それは、MicrosoftのOfficeが提供していたり、Javaで会社が使う
ようなソフトを作ってもらえればいい。

それでないところをGoogleは攻める。
ワープロで本をつくるような章立てをしたり、引用をするような機能を使う
人はどれだけいるだろうか?Excelで、マクロを使って複雑な多変数解析を
する人はどれだけいるだろうか?

ワープロで簡単な文章を作る人、Excelで簡単な表をつくり、グラフを出す
だけのような人は、ブラウザで簡単にできますよという代替案を提供する。
それがGoogleのやっていることだ。おそらく80%はそれで大丈夫だろうな。

それが、WindowsやMacなどのOSやブラウザを選ばず、自分の好きな環境でで
きるというのが彼らが目指していることだ。自分の好きな環境で、思うとお
りにやってくれ、それでうちのサービスを気に入ったら使ってくれればいい。

MicrosoftやAppleが、OSとソフトを自分のところに誘導していくやり方と、
真っ向から違う。会社のソフトの信者になるか、自分の行き方を選ぶか?と
いう根本的な違いにもなる。

しかも、Googleは少人数で動く機動部隊を、毎月・毎週のように製品を提供
して、「どちらを選ぶか」という選択を私たちにぶつけてくる。

このGoogleで、これからどれだけのソフトウェア会社が潰されていくのだろ
うか?そして、数年後これで安泰だと思っていた次の日に、私が潰されていく。

ITの世界では大きな組織は生き残れない。
Googleが抱える潜在的な問題は、求心力がなくなり、中の小さな組織が分裂
してしまうことだ。

でもそれまでに、私の夢が壊れていく….

さて、またニッチなところを探さなければいけないと思い、別の本を取り出
した。この本が何であるかは秘密です。でも、借金はどうしようかな...
なんとかなるかなぁ。

 Share!