ソロモン・ドルフィン・センター

「ポカポカ地球家族」を観た。今週はソロモン諸島で、ドルフィンセンター
を営んでいる日本人家族。(調べてみたらご主人はダグラスさんで、アメリ
カ国籍の日系人なのかな?)

番組では果たしてこのビジネスはうまくいくのかな?テレビを見ながらずっ
と疑問を持っていた。
「奥さんの顔が辛そうに見えた」

文明とは程遠い不便な生活を営んでいる。
電気もガスも水道もない。
自家発電はあっても燃料となるガソリンを買わなくてはいけない。ガスもプ
ロパンガスを買わなくてはいけない。

ココナッツの殻を乾かしたものを使って、火を起こす。芋や魚以外のもの
は、おそらくオーストラリアから輸入したものなので値段が高い。食事の味
付けも、芋と魚を焼いたり、ふかしたりして、海の塩で味付けするシンプル
なもの。傍目にはのんびりしているように映るかもしれないが、肉体労働の
割りに報われない。

野菜やフルーツは年中取れるし、いざというときには近所の人が助けてくれ
る。餓死することはないが、病気になったときはどうしようもない。

隣で見ていた妻は、フィリピンにいるときに似たような生活をしていたから
二度とごめんという。私も妻の家に滞在したことがあるから、それはわか
る。日本で言えば山や海のバンガロー生活。

2,3日、いや一週間ぐらいは楽しい。
でも1ヶ月、1年となるとね、相当な度胸がいるよ。1年もいれば麻痺して
しまうかもしれないが、1年後にビザの更新をするときに思い知らされる。
えっ、何で私がここにいなきゃいけないの?

http://www.carabiner.co.jp/sdc/

たぶん奥さんの両親がこの番組を見たらいうだろうな。

「お前たちは好きで選んだ道だからいい。だけど、子どもはどうするんだ。
子どもの将来はソロモンで生きていくのか?
もう十分やったから、日本へ戻って来い。今の歳ならなんとかなる。生活費
も少し手伝ってやる。」

妻はフィリピンのボホール出身。妻とはリゾートがあるアロナビーチのホテ
ルで働いているときに出会った。

フィリピンは英語が通じるせいか、旧宗主国のアメリカ人だけでなくドイ
ツ、スイス、フランス人も移住してきている人が多い。スペイン系は今でも
社会の上部におり、福建省から100年ほど前から移住してきている華僑、今
は日本人、台湾人、インド人なども移住してきている。

妻と結婚したとき、日本で生活するべきかフィリピンで生活するべきか悩ん
だ。万一、妻の日本行きのビザが下りない場合は、フィリピンで仕事を探し
て生活することになるかもしれないと思った。スクーバダイビングをするた
めにフィリピンへ行ったのでダイビングのガイドをするか、コンピューター
関連の仕事をするかと思った。

アロナビーチではドイツ人やフランス人がガイドをしていた。彼らは英語を
含めて数カ国語を話していた。アロナビーチでフィリピン女性と結婚して生
活をしていた。小さなかわいい子どももいた。

私の場合は英語はたどたどしいし、日本語以外はできない。日本人相手のガ
イドしかない。これでやっていけるのだろうか?日本人がたくさん来るセブ
ならともかく、アロナビーチでは厳しいかもしれない。

マニラでコンピューター関連の仕事をするという話もあった。進出している
日本企業に対しての仕事で、月10万円。同じ仕事をしているフィリピン人
は3万円ぐらいだから3倍以上。

私はその現実に慄き諦めた。妻も日本行きのビザは拍子抜けに簡単に取得で
きたからその話は頭から消えていた。

夢を追求するのはいいんだけれど、果たしてやっていけるんだろうか?ご主
人は英語ができるようなので、アメリカやオーストラリア、東南アジアへ宣
伝してお客さんを呼ぶのはどうだろうか?

妻が隣で言う。
「あんたが偉そうに言うな。まず自分の方をしっかりやって。」

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