世界は混沌としている。
19世紀末に書かれた本にも、世紀末を危惧していた。
世紀末は無難に過ぎたが、2回の世界大戦と大恐慌があった。
20世紀末も2000年問題などいろいろと危惧していたが、いつの間にか2007年
も終わろうとしている。東南アジアそして中国・インドが延びてきたことが
大きい。
自分で独立してまた株を投資して、理解できるようになったことがある。
自分の行動にリスクを負うことだ。
株は損をしているのだが、利益が出ると考えて投資して、その損失は自分で
負った。リスクを背負い込んだんだ。
事業も自分のお金を使って、うまくいくかどうかわからないことにリスクを
負っている。うまくいけば多額のお金が入るかもしれないが、損を負うかも
しれない。中小企業の社長は、会社の連帯保証人になっていることが多いの
で、倒産すれば全財産を失う。
だけどお役人や大企業のサラリーマンはそういったリスクを負っているのだ
ろうか?最近は株主代表訴訟というのもあるので、大企業の役員もおちおち
いい加減なこともできなくなった。
だけど公務員は自分たちが決断してきた施策について、どうにもならなかっ
たことといい加減にやってきたことのリスクを負うだろうか?年金組織や郵
便局が投資してきたホテルについて、損害を与えたならば少しでもお金を負
担するだろうか?
私は独立して初めて言えることだと思うが、それぞれの決断に応じての損失
と利益を分配するべきだと思う。役人も正しい判断をしたのだったら、それ
相応のボーナスや利益を得るべきだと思う。大企業のサラリーマンも同じで
ある。
立場が上になればなるほどその決断は損益が大きくなる。
逆に言えばリスクを負わなければ、決断をしてはいけない。
独立したので簡単にいえるが、クビになるぐらいはたいしたリスクじゃない
よ。だって決断を間違えたぐらいの理由でクビになるんだったら、その人は
それまでの人材だと思うし、簡単にクビにしてしまう会社はその程度の存在
だと思う。
どこかの会社だったけれど、損失を出してクビを覚悟で社長に会いに行った
ら、新しい部署で「損を取り返せ」と言われたらしい。その会社は伸びている。