プログラムとは、コンピューターでの何か処理をする命令群。
プログラマーとは、そのプログラムを作る人。
私自身は、最初はコンサルタントという職種であり、そのうちSEになり、今
はプログラマーである。
世の中に逆行している。
IT関係の会社に入ると、最初はプログラマーであり、そのうち経験を積んで
SEになり、最後に上流工程のITコンサルタントになる。
それは、機械と人間のインターフェースでどの位置に立つかという違いであ
り、区別されるというより、差別されている。
仕事の流れが、お客さんの要望を聞いて、それを纏め上げて、それでコー
ディングするというスタイルでいれば、確かにITコンサルタントの方が少人
数で偉くなる。プログラマーは多人数で誰でもできて代替可能のたいした仕
事ではないということになる。
これはニーズ優先でいくとこうなるが、シーズ優先で考えると立場が変わ
る。何か特殊なことができて、それを現場でどうやって使おうとする場合だ。
人工知能技術やバイオテクノロジーのDNA操作などがそれになるかもしれな
い。これらの技術は爆発的な変化を及ぼす。ちょっとしたことで、今までの
技術は不必要になり、社会生活を変えてしまうほどの影響もありうる。
実際はこれらのことを及ぼすのは難しい。
しかし歴史的にみると、こういった科学技術の予測は難しい。ダイナマイト
の発明、核爆弾、種痘の発明、ICの発明、いろいろなことは突然社会を変え
ていった。これらの科学技術は一人の天才の発明と言うよりは、当時のいろ
いろな人がいろいろ考えて徐々に生まれて来たもので歴史的に名をきざした
人はそれを社会に普及するための手伝いをしたという意味合いが強い。
そんな大爆発があって、その隅の方で一緒にやれるといいなと思うけれど...
しかしそんなことを期待するよりも、世の中での人間の生き方を反省するこ
とも大いにあるのではと思う。