日曜日9時にTBS系列で「Tomorrow 日はまた昇る」という地域医療をテーマにしたドラマをやっている。
主演の竹ノ内豊はかっこいいね。
感情を抑えてクールにものをいう姿は男としてもほれぼれする。
時を同じくして、カンブリア宮殿でも地域医療について話題が出ていた。
産科や小児科医の不足が問題になっているが、地方の公立病院では内科医師すら不足しているらしい。2004年に医療制度が変わって、地方の医大卒業生が東京へ出てくる。そして地方の医大は医者が不足するので、地方の病院へ派遣していた医者を戻すかららしい。
これまで封建制度のもとで成り立っていたのが、自由主義になってまさに需要と供給の関係に移ってきたということかな。東京へ行けば、最先端医療に携わることができ、興味深い仕事にもつくことができる。野望や欲があれば当然のことかもしれない。
それで地方は結局お金で医者を呼ぶしかないのか。
5年目の医者で年収2000万円、10年目の医者で2500万円。
地方自治体の財政は厳しいのに大丈夫なんだろうか。。。
うらやましい話であるが、医者不足なので普通の倍の労働時間になってしまい、いくらお金をもらってもきつい仕事なのかもしれない。
年々高くなっていく医療費については、日本の医療制度はそろそろギブアップ状態なのかもしれない。ギブアップすると破綻するから、徐々に変えていかないとね。
そこで視点を変えて考えてみる。
国家資格で食べていけるのは、弁護士と医師ぐらいしかない。
それはその資格がないとその仕事に携わってはいけないという排外的なところがあるからだ。他の資格でも排外的なところはあっても、代替する選択肢がある。
ここは自分で治療をするというのはどうだろうか?
医学部の講義をネットで視聴するというもあるだろうし、簡単なことだったら自分で薬を処方することができるようにすればいい。
医者はサードオピニオン的な立場に置く。
なんて極端なことを書くと怒られるが、常識からいったん外れないと物事の神髄は見えないからね。治療をするのは医者しかいないというのは間違いなのではないかな。番組でも総合診療科の医師がいて、病気の8割ぐらいは専門医は必要としないと言っていた。それぐらいだったら経験の積んだ看護師でもいけるんではないかな。。。。看護師も10年勤めて試験に受かれば、総合診療科の医者になれるというようにすればいい。
といいつつ、産科医師の現状について書かれた太田さんの「産声が消えていく」を読み始めています。
産声が消えていく