シリコンバレー型起業は難しいけれど

ある意味ITベンチャーにとっては、シリコンバレーは聖地であるとともに特殊なんだろうと思う。あるブログからの引用です。

時間があれば話そうと思っていたこと

シリコンバレーでは起業に必要な色々な制度や仕組みが整っていることは確かだが、一番大きな要素はそこにいる「人」のマインドセットの問題だと思う。ここ に住む人は、ここがイノベーションを生み出す土地であるということが体に染み入っていて、起業に対してポジティブ。ここにるVCやエンジェル投資家も起業 経験者が多く、起業が大学のMBAコースで教わるような美しいビジネスプランでどうにかなるものではないことを熟知していて、起業の泥臭いところをわかっ て投資している。

シリコンバレーには起業で成功するケースはたくさんあり、また失敗する例はその100倍くらいあると思います。だけど失敗した人は、別の起業に参画することができたり、借金まみれになったりすることがない。

なんかベンチャーには理想的な環境ですね。失敗を恐れない。失敗が財産になる。

そんな聖地でも、理論どおりにいかず泥臭いことをしないと生き残ることはできない。
それって、ベンチャー企業の成功パターンの答えが一つ見つかった瞬間に、その答えは消えてしまって別の答えを探さなくてはいけないということ?

別の言い方をすると、答えは無限にあるけれど、成功パターンは1回しか使うことができない。先に見つかってしまうと、別の答えを探さなくてはいけない。砂場に埋まっている宝物探しゲームのようなものかな。

この記事に関連して、芸人社長のブログも読んだ。

シリコンバレーで起業した人が語るアメリカとの起業環境の違い

日本のサラリーマン投資家もどき・コンサルもどきは、大体ここがわかってない(というか、知識上わかっているつもりになっている)から、会話にならないだ よなぁ。「はいはい、知識上それは正しいけども、現実はそうじゃないんだけど。」ってことばっかり言ってくるという。まぁ、経験してないからわからないの はしょうがないとしても、それを指摘しても受け入れる能力がないんだよなぁ。 これから日本でベンチャーを作る人は、そこら辺の人のインチキなプロの意見とか本当に聞かない方がいい。ウソばっかりだから。 あと、ネットのビジネスで起業したい人の場合、昔のビジネスやっている人の意見はほとんどアウト。というか、インターネットのビジネスやっている会社のサ ラリーマンとかの意見もほとんどアウトなんで、気をつけましょう。殆どの人(感覚で95%位)は、インターネットのビジネスの基本的な知識もないので。 聞くなら、ネットビジネスをやっている創業者に聞いた方がいいです。というか、それしか選択肢はありません。

まさしく前例の聞かない世界。経営コンサルタントや学者やかつて成功した経営者のいうことも聞かない世界かもしれない。何が成功するか何で失敗するかもわからない。

危険な香りがするから魅力的なんだろうな。

スタートレックでは、「宇宙…それは最後のフロンティア (Space, the final frontier.)」というけれど、「ベンチャーの起業… それは最後のフロンティア(Startup, the final frontier. )」と起業家はみんな思っているんだろうな。

ただ生物社会と同じく、エデンの園で生きている生物と辺境の名古屋で生きている生物の生態は環境が異なるから、生物種も異なる。一転して砂漠のような地になってしまったので、乾ききった大地に水(現金)を溜め込む生物や、熱い昼を避けて涼しくなった夜だけいきるような生物(事業)という形でしぶとく生き残るしかないかな。

現在、生き残りをかけて模索中。

 Share!