名古屋地区のRuby言語の勉強会である、Ruby東海の第2回を開くことができました。
本当はFLOSS桜山勉強会の第24回なんだけれどね、会場もないしRubyを話す人が集まったので話させていただきました。
最初は小澤さんのオープンソースの翻訳の話。オープンソースじゃないけれど、15年くらい前にMacintoshのソフトを翻訳して事業にできないかなと検討していたんだよね。
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an008627.html
そのとき思ったのは、ソフトの翻訳は目に見えるから楽しいけれど、ドキュメントの翻訳が膨大な量で大変だったこと。マニュアルやヘルプ文書、技術文書など、ソフトウェアそのものの数倍の量があったかな。
そのとき大変だったのは、訳し方が時間とともに変わったりする。同じ単語や熟語でも別の訳を当ててしまうことがあったり、逐語訳だったり、やわらかい表現にしたり統一が取れないこと。自分ひとりでもそうなんだから、複数人で訳すと、もっと大変なことになる。
そういうのを解決するのに、OmegaTという翻訳支援ソフトがあるんだね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/OmegaT
本を書くときにも用語の統一が使えるかもしれないね。
コンピューター翻訳が使えないというのも、うんうんと納得。
フィリピンのOSS事情はと振られたんだけれど、、、実はよく知らないです。
フィリピンは英語版をそのまま使っているので、アメリカと同じソフトウェア事情です。ただ予算的な問題があるので、昔はWindows用のソフトをコピーして使うことが多かったと思います。サーバー側はLinuxなどを使っていることが多いと思います。
フィリピンではありませんが、ベトナムのオープンソース事情として、「Railsで行こう」というブログがあります。作者の方は存じませんが好きなブログです。
http://d.hatena.ne.jp/elm200/
あっ、Ruby東海第2回の話をしなきゃ。
片桐さんに、Ruby on Railsのポイントを挙げていただきました。
- 「同じことを繰り返さない」(DRY:Don’t Repeat Yourself)
- 「設定よりも規約」(CoC:Convention over Configuration)
この2点はアジャイルにもつながるので、大切な思想ですよね。
時間の制約があったので、いくつか話したいことがあったのに省いてしまってスマソです。
宮内さんは、RailsをPoundを含めた付加分散の導入をしてもらいました。
具体的でわかりやすくいいプレゼンでした。
どんどん人前で話すことに慣れていくと思いますよ。
私は、Rails のバージョンの遷移(2.2, 2.3, 3.0)とバージョンアップの大変さを話しました。もっと具体的に話そうと思っていたのですが、準備する時間が足りませんでした。
「スパイラル的な開発は、フレームワークやライブラリのバージョンアップのことを考慮しなくてはいけないけれど大変だぁ」と言いたかったのですが、「大変だぁ」というところしか言えなかった気がします。
プレゼンのしかたについていいことが書かれていたブログをメモしておきます。
プレゼンテーションのデザインパターン
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20090405/1238913937