結局、期限切れそうなチケットを差し上げてきました

近鉄の名古屋⇔大阪難波の回数券が1枚余っていました。

近鉄のアーバンライナーの切符は要りませんか?

明日が期限なので思い立って、近鉄名古屋駅へ行きました。

さてどうしよう。

特急券売場で、「難波まで行かれますか?」と声をかけてみます。

定価は¥4150なので、¥3000でもいただければ良しです。

チケットショップでは¥3180で購入したかな。少し損だけれど、あさっては0になってしまうんだしね。

勇気を出して、50歳ぐらいのおばさんに声をかけてみます。「いえ、津です。」

次は20代の男の人「いえ、いきません」

30代の女性「違います」

・・・・・・・・

6人ぐらい外れました。

声をかけるときに人を見ていました。

ビジネスマン風、大きな荷物を持っている人が、長距離です。

夕方だったので、お弁当やビールを持っている人も長距離の可能性が高い。

それでも津へ行く人もいました。

また中には同じように回数券を持っている人もいます。それならば現金を持っている人に限ります。回数券を持っている人も、大阪・名古屋を往復する可能性が高いからつかってもらってもいいかなとも思いました。いろいろな考えが及びます。

この時点で3000円はいいや。誰かにあげようと決めていました。

無駄になってしまうのより、誰かに喜んでもらったほうがいいや。それなら、できるだけ喜んでもらえる人がいいかな。ホームレスのおじさんが大阪へいく用事があったり、ホームレスの人が売ってお金の足しになればいいかなとも思いました。

そう思い、3人ぐらいに「いいえ」と言われます。

そして、10人目は30代後半のビジネスマンでした。

「難波へいきますか?」

「はい」

「もしよろしかったら、この回数券を差し上げますから、どうぞ使ってください」

話しているうちに順番が来たので、売場の駅員にぱっと回数券を渡しました。

男の人は狐につつまれたようで、「少しでも差し上げます」

「いいえ、いいですよ。」

そういう会話を交わしながら、「喫煙席ですか、禁煙席ですか?」

「禁煙席です」

切符が男の人に届くまで、私も怪しいと思われるとまずいのでその場にいました。

「ビールでも」

ビールは飲まないし、この場は何もいただかないのがいいだろうと思い「いえいいですよ」

「では名刺だけでも」

名刺交換してきました。

まあいろいろなところでお世話になっていますから、よかったかなと思います。

昨日もシロさんから図書券もらったしね。

妻からは「もったいないじゃん」と言われそうですが、ペイフォーワードですよね。

男の人にとっては領収書もらえないし、かえって迷惑だったかもしれませんけれど、まあそのときはそのときで。でも営業には向かないかも。結局、ただであげてきちゃうんだから。

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