何をして生きていくかは、自分の心から湧き出てくる声に導かれて生きていく。
人生の終焉間際になって、「本当はこんなことをしたかった」というのでは遅く、後悔しきれない。世間での評価や家族の評価は気にせず、自分の使命を感じそれに忠実になっていきていくこと。
仮に経済的状況がよくないなど他の職業を選ばざるを得ないときは、本業とは別にボランティアとしてかかわっていってもいいし、本業との接触を持つように考えればいい。
自分の心の声を無視して生きていたら、その矛盾は心の中で積もっていき、やがてその乖離が心を蝕んでしまうかもしれない。
インタビューの中では、10代のころに気づいた人もいれば30代になって方向修正した人もいる。中高年になって本業を離れることはできないがボランティアに関わって、自分の心と向き合うことができた人もいる。
経験を積んだ麻酔医が本当は会計士になりたかったと証言していることや、銀行の重役になった人が本当は教師になりたかったんだと言っている一説がある。そういう人が心の声に気づいて、大きく方針転換はできなけれども、徐々に方向修正させていくことができる。
家族が医者でありながら、反対を押し切ってカイロプラクティックの道に進んで「にせ医者か」と言われたけれど、自分の進む道は間違っていなかったとも言っている。
この秘密を実践するためには、以下の質問を自問して確かめる。
- 今週(今日)は私の週(日)だったと実感できるだろうか?
自分の心に忠実だったともっと強く実感するには、来週(明日)は何をすればいいだろう? - 今週(今日)、わたしはなりたい人間になっていただろうか?
どうすれば、来週(明日)なりたい自分になることができるだろうか? - いま、自分の心に従っているだろうか?
いますぐ自分の心に素直に従うとすれば、それは何を意味するのだろう? - 来週(明日)、この秘密をもっと深く実践するために、わたしはどんな生き方をしたいだろう?
私の場合は、「真実の探求」のようなのが心の声なんだけれども、いま歩んでいる道はちょっと違うかな。科学の道ではなく、普段の生活から「真実」を見つけたいと思っているのかな。もうちょっと心の声を聞こう。
心の声を聞くためには、忙しさの雑音を消して、心を穏やかにして、じっと心の声がするまで待たなくてはいけないかもしれない。
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<font size="-1">栗木 さつき </p>
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