Webサイトを構築するという仕事をしているので、こういった本で中身のある本は参考になります。
クックパッドは、女性にはレシピ集としてよく知られたサイトではるが、男性の私にはあまり活用できていないので「これほど知られたサイト」であるとは知らなかった。
600万人以上が、「今晩のおかずは何にしようかなぁ」と思い、冷蔵庫の中や特売品のちらしを見ながら、サイトを覗くらしい。
クックパッドは、女性が日常的に利用するサイトということで高い評価を受けている。
- 見やすく、直感的で使いやすいサイトであるといこと
- 夕方の忙しい時期にたくさんのアクセスがあるけれど、レスポンスが良いこと
- 利用者の視点に立っていること
技術的にも、Ruby on Railsで設計されていながら、高負荷に耐えるサイトを構築しているのは興味がある。
クックパッドの社長は、いつもユーザーの視点を重視していて、長い間ユーザーが一気に増えないようにサイトをつくってきたといっている。
記事などで有名になって、一度にたくさんの人がアクセスしてきたら、サーバーが落ちてしまう。その結果、これまでご贔屓にしていただいたユーザーが使えなくなり、迷惑をかけてしまう。
この視点は,行列ができるお店がテレビや雑誌等で紹介されたくないという心情とよく似ている。
また、ユーザーの視点にいつも立っているがこれはなかなか難しいことである。
ユーザーの視点に立てば、ユーザーは喜んで使ってくれるかもしれないが、お金を稼ぐことにはつながらないと事業という点では継続できない。お金をいただきながら、お客さんに喜んでもらうというのは、口で言うのは簡単だが難しい。
バランスの問題なのかもしれない。またお金を稼ぐにしても、お客さんが納得いく仕組みなんだろう。見たくなるような広告や、新しい発見のあるタイアップなどを、知恵を振り絞って考えないと。
ユーザー視点だけでは事業は難しいけれど、途中から広告やタイアップなどビジネスが続けることができる仕組みができたので成功できた。
しかもそれをやりとげるには、長い時間の間熟成されたからだろう。
お笑い芸人が売れるまで長い時間を過ごせば、芸が磨かれて長い時間売れるようなものかもしれない。
英語圏では有名な、All Recipesよりも流行っているCookPadその違いを載せたサイトがあるので紹介します。
Differences between Allrecipes and Cookpad: rating and communication
http://d.hatena.ne.jp/momoco-f/20100501/1272688225
評価を5点法でやる定量的な計測よりも、レポートの数のようなものでやる定性的に寄っている方が、曖昧が好きな日本人はいいのかな。それとも世界的なものだろうか。