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営業のしかた

エクスブリッジさんで、営業勉強会とビジネス勉強会に参加してきた。 営業については素人なんで、すべてが勉強になります。 今日は営業が2人いるのでいろいろな話が聞けそうです。 営業の手法について話がありましたが、どうも理論化されていないそうです。 一言でいうと「基本なしの応用あり」ということらしい。相手がコンピューターだったらシステム化の方法というのはあるけれど、相手が人間である以上、理論的になりづらく正解がないそうだ。 とはいえ、営業のテクニックというのはたくさんあり、先輩営業マンについて学ぶことが多いらしい。良くも悪くも、先輩の挙手挙動を真似ることになるのか。 そうなると、最初にだれが先輩になるかで運命が決まってしまうのか。。。 営業の手法やノウハウをシステマティックにできるといいんだけどなぁ。 また会社のどのレベルの人と話すかによって、話す内容を変えるということは初めて聞いた。 社長 ? 全貌的な話で、企業理念や経営的な話が合う。デメリットよりも、会社や業務がどう変わるかメリットの話を中心にした方がいい。料金や条件・制約の話は担当マネージャーに振るべきらしい。 担当マネージャー ? 会社のことを考えるが、経費削減や効率化のことに興味がある。または来期の予算内に収まるかなど。 担当者 ‐ 担当レベルは自分の仕事が楽になるかどうかという視点で考える なるほど、社長の関心はわかるけれど、やっぱり下のレベルになると視野が狭くなっていくのか、、しかたないかも。 他にも、メラビアンの法則や質問方法についていろいろ教えてもらった。 本で知識を得るのもいいが、言葉で語るという点は内容についての重要度が伝わるという点もあるなと感じた。興味深い勉強会だった。 ありがとうございました。

[本]青木雄二のヴェニスの商人

青木雄二のヴェニスの商人?裏か表か、嘘か真か見抜いたる!たまたま図書館で手に取ったこの本。 著者の青木雄二氏は漫画の「ナニワ金融道」で有名な作家。 この本は2002年に出版されたものでちょっと古いんだけど、あの時も不況で今と同じ状況だから、読んでいて古さを感じない。 景気なんだから、いいときもあれば悪い時もあるのかな。 それとも、bad, worse, worstの比較級かな。 青木氏はマルクスの資本論を読んで「労働者は搾取されている」と思ったそうだ。確かに今回の派遣社員をすぐに切ってしまうというのは、会社にとって都合がいいからそうなんだと思う。 とはいっても、最初から派遣社員で契約しているということ自体が問題だったかもしれないし、派遣社員でしか仕事を得ることができないということも問題かもしれないね。 会社に正社員と派遣社員という2重構造を持たせて、かつての市民と奴隷という2制度を彷彿させる社会にしてしまった私たちにも問題があるかもしれない。 正社員にボーナスカットや残業代なしの残業を強いても、「派遣社員よりましだよね」と言わしめればいい。 じゃあ、経営陣は楽かといえばそうでもなく、一部の既得権益を得て楽をしている人を除けば、胃が痛むようなストレスを抱えて命を縮めている。 まあどのポジションにいても、どんなところにいても同じかな。 何がいいとか悪いとかないと思うんだけれど、話し合って少しずつ調整すればいいじゃないかと思う。 人生は一度きりだから、どうせなら楽しく生きようよ。 要はどんな時代でもどんな状況でも生き抜いていく。 あるCEOの経験に基づく「人生の12の法則」 http://www.lifehacker.jp/2008/12/ceo12.html

不況時にうまくいくビジネスって何だろう?

株の売買で景気減退のときは、株が下がる前に株を空売りして下がったところで買い戻せばいいことはいい。 それは当たり前。 でも景気減退することはわかっていても、いつ減退しいつまで続くのかがわからない。予測はつくだろうが、それが正しいかどうか分からない。 来年一杯続くとか、来年の後半は持ち返すとか、いや2?3年続くのではないか。 どのみちエコノミストの分析は参考にはなるが、自分の資産すべてをかけて予想する度胸もないので当たらない。 原油は最盛時の1/4か1/5の1バレル$37ぐらいまで下がってきた。 円は$1で87円。 短期的には信用収縮で財布のひもは固くなるので、節約する方向に回るだろう。 固定費を下げたい。無駄なものは買いたくない。 今だったら経費削減ビジネスが一番当たるだろうか。 ただ世の中の変化は激しくなると思うので、来年後半から景気が違った形で持ち直して行くのではないかと思う。ただそれは中国やインドなどの新興国からで、日本や欧米は体質が変わりにいくいのでゆっくりと。 原油もまた1バレル$70ぐらいまでに戻るんじゃないか。 景気は波だから、悪くなればまた良くなる。 アメリカの自動車産業も負の遺産を捨てて、新しくよみがえってくるのではないかと思います。 だってこんな車は日本ではつくれないじゃん。 燃費はPriusの2倍の電気自動車。 3.5時間の充電で350Km走れ、4秒で時速100km/s。 いまだったら1000万円を切る値段でお値打ちに買えそうです。 予約いっぱいだけど。 http://www.teslamotors.com/

[本]世界初!マグロ完全養殖

世界初!マグロ完全養殖Amazonで購入 書評/サイエンス ずいぶん前でいつだったろうか、中日新聞の一面に「マグロ完全養殖、孵化に成功!」という記事が載ったことがあった。 もう20年以上前だったか。 その記事を読みながら、「へぇー、マグロって今まで養殖できなかったし、養殖が難しかったんだ。」と思った。 マグロといえば、寿司の赤身や、高級なトロぐらいしかイメージが湧かない。 でも、英語でTunaともいう。Tunaといえば、シーチキンだ。シーチキンは小さい時からマヨネーズにつけてよく食べた。そういえばなじみがあるなぁ。 この本は、マグロを孵化させて、数mmの幼生から徐々に大きくし、生簀(いけす)に放ち、だんだんと大きな生簀に移して、最後に卵を産ませる。そしてさらにマグロを孵化させるという循環、完全な養殖を実現したストーリーだ。 それを0から始めて32年かけて実現させた、創始者である故原田先生、それを引き継いだ熊井先生の人間ドラマでもある。熊井先生は研究をしながら、大学での授業を受け持ったり、近畿大学付属中高等学校の先生や校長をやったり、大学の理事を受け持ったり、控えめながら責任を背負う人望のある人なんだなぁと感激した。 マグロは太平洋や、インド洋、大西洋、地中海を巡回する回遊魚である。 そのため、どこでどのように産まれ、どこで育ち、どこを泳ぐのか、そして何を食べているのかということは最近になってわかりつつあるけれど、世界中を移動するためよくわかっていない魚である。 マグロの養殖を始めて、失敗を繰り返しながらいろいろわかってきたことがある。 ・マグロは産まれたときから死ぬまで泳いでいる マグロはえらが動かないので、水流がないと息ができないのだ。寝ている間も泳いでいるということになる。 ・幼魚は手で触るとうろこがはがれおち死んでしまう。 それ以外にも、なぜ生簀に放った幼魚が数日のうちに死んでしまうのだろうか? ** なぜ11年もマグロは卵を産まなかったのだろうか?** 研究は疑問が生まれ、その仮説を立て実証する。また疑問が生まれ、また仮説を立て実証する。少しずつでもわからないことを明らかにしていく。全貌がわかるのはとても大変なことで、ほのかに光る松明の光をもとに一歩ずつ歩んでいくしかない。 熊井先生が、11年も卵を産ませることができなくて、もう研究の続行は無理じゃないかと近畿大学の総長である世耕氏に相談しにいったときに、「研究は不可能なことを実現させるから、研究だろ」と言われ、続けることを決意した。その後、マグロに卵を産ませることに成功している。 熊井先生はいう、こんなマグロの養殖というプロジェクトは、私立大学でしか実現できないことだ。当初マグロの孵化のようなプロジェクトは、農林水産省のプロジェクトで3年や5年が期限だ。それでうまくいかなければ解散して、プロジェクトそのものがなくなってしまう。 近畿大学のプロジェクトは、研究費は自分たちで稼ぐという自助の精神でやってきた。マグロだけの研究ではないが、タイやハタなどいろいろな魚の養殖研究をして、その成果を市場で売り、それをマグロ研究につぎ込んだ。 最近では国公立大学もベンチャーを始めているが、近畿大学のマグロプロジェクトはベンチャーそのものだった。 しかし当時はその市場で売るということが、学会では学問とみなされず認められるのに苦労した。 学問的な研究ということで興味を持ってこの本を読んだが、結局ベンチャー精神にぶち当たってしまったなぁ。そして、前に読んだ本「不可能を可能にする(make the impossible possible)」と同じメッセージを見てしまった。

中古車購入のせめぎあい

前にブログを書いたとおり、来年の3月で今乗っている車を手放す予定です。 13年経って62,000kmしか走っていない車ですが、ぼろぼろなんで価値があるとはいえず廃車になるんでしょうね。 塗装が禿げてきて塗装面にぶつぶつが出始めていますので、そのうち穴が開くかもしれません。運転が下手で駐車するときなどに、車の隅をあちこちぶつけています。幸いにも人や他の車にはぶつけていませんが、駐車時に後ろにカートがあったり、立体駐車場の隅で暗くて角にぶつけてしまいます。 人や車がいないことを確認して「えーい行っちゃえ」と思って車をゆっくり動かすと、がりがりがりと音がします。あわてて車を止めて降りてみますと、「あーあ、やっちゃった。」 「まあ古い車だからいいか。人を轢かなくてよかった。。。。」という連続です。 例え車がなくても、さほど不便は感じません。 名古屋市内に昨年の夏に引っ越してきましたので、交通の便はいいです。 地下鉄の駅まで歩いて15分弱で、バス停まで5分ほどかかりますが、 バスは夜10時までに1本、地下鉄は夜12時まで走っています。 量販店で大きな電気製品を買っても、スーパーでたくさん買っても配送サービスがあるので、500円?1000円ぐらいで自宅に運んでくれます。 車の維持費は税金や保険、駐車場代、ガソリン代、車検費用などを考えると最低でも月2?3万円ぐらいかかります。車の減価償却費を入れると、さらに2?3万円。 月に5万円として、週に1回しか使わない車だとするとタクシーで1週間に1万円使った方が節約できます。まあタクシーがすぐに来てくなかったり、乗車拒否されたり、機嫌をとらないといけないという面はありますけれど。 そういった議論は、勝間和代さんが「マイカー減らそう」というところでも議論されています。 http://mainichi.jp/select/biz/katsuma/crosstalk/2008/10/post.html 私は週末に家族のアッシー(運転手)に任命され、自動車がなければ疲れなくてすむなあと思います。それに運転が下手なので、人さまの車にぶつけてしまったり、場合によっては轢き殺してしまうことにもなりかねません。 ただ、妻と子どもは家に車があることを主張します。 妻は、「貧乏な家庭が車を持たないと、気持ちがもっと貧乏になってしまう。」と言います。 うーん、難しいところです。 妻が運転すればいいじゃないかという意見もありますが、フィリピンからの免許証の書き換えを書類不備だと言って日本政府が認めてくれなかったので、自動車学校へ行くしかないのですが、妻の方が私に輪をかけて運動神経が悪いし日本語の問題はあるので困難さを感じます。 カーシェアリングというのもありますが、小さなヴィッツタイプの車でいつもあるとは限りません。そうするとレンタカーがいいですか。週末に1万円強で借りることができるならば、その方が維持費から考えればいいかなと思います。 そういっても妻は頑固なのでなかなか意見を変えないので、ヤフオクを覗いてみました。 妻はトヨタのウィッシュやホンダのストリームの中古がいいと言っています。 1万円からの入札というのがあるのですが、最低落札価格というのがあるそうなのでいったいいくらで売るんでしょうね。 例: http://page21.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j17018810

CHANGEからT(trouble)をとると、CHANCEが生まれる

Gという文字は、CにTという髭のついた文字だ。 CHANGEからTをとる、つまりトラブルをとると、CHANCEになる。 翻っていうと、「変化を起こして問題点を解決すると、チャンスが生まれる」 この言葉を、聖心美容外科を創業した山川雅之氏のブログから見つけました。 http://blog.livedoor.jp/keim1/archives/cat_1493150.html ついでにいうと、CHANGEにLLEをつけると、CHALLENGEです。 (なんとなくどこかで聞いた気がするのですが、出典がわかりません。 でも、いいことばです。 山川氏は美容外科で長者番付に何度も載った人ですが、このブログに彼の苦労話が載っていて感動しました。私と同い年なのに、私よりもいろいろな経験をしているなぁ。) 人は変化を恐れます。 毎日やっていることを続けたいと思います。数年後は今の延長線上であって欲しいと思います。 数年というスパンでは変化はあまりないかもしれませんが、もはや今回の金融・経済危機は大きな変化だと誰もが認める時代になりました。 ちょっとやそっと変えただけでは対応できませんよね。 出費を少し削ったり、やり方を少し調整するだけでは対応できないですよね。 創造的な変化が求められます。 少し前からフラットな社会が明らかになり、全世界がインターネットでつながっており、やっとダムが決壊して、世界中で一気に社会変化がおこるようになりました。 もはや死角はなく、甘い汁はないかもしれません。 政府が保護したり、戦争が起きれば、そこで甘い汁が生まれるかもしれませんが。そんなことしたら、資金が自由な国へ逃げてしまうでしょう。人材も他のリソースも逃げてしまうかもしれません。 ITの世界では2000年頃から起きつつあったことですが、やっと世界がITの世界に追い付いたとも思います。ただ実体経済あってのITなので、今回の経済危機でも影響は受けていますが経費がほとんど人件費なので他の産業に比べれば軽微なんだと思います。 逆に優秀な人材を安く雇用できるチャンスなので、本当の意味でのIT会社はどんどんこけていくのではないかと思います。 私は頭が悪いので、株価下落でなけなしの財産を減らし、また周りの産業に振り回されています。 そんなんですから、こんなチャンスのときでも、とりあえず朝8時からの仕事開始と、本を読むペースを上げ、事業プランをいくつか考えてみるということぐらいしかできないなぁ。 Googleに続くITベンチャーが生まれ育つには、いい時期なんだけれど。。。。

体・技・心

先週のカンブリア宮殿でプロゴルファーの青木功氏が出演されていて、「心・技・体」じゃなくて、「体・技・心」だと言われていた。 まず体力で、体力がなければ技術も、心も育たない。 「衣食足りて礼節を知る」という中国の故事にもつながる意味かもしれないと深く思った。 話を聞いていると、言葉がべらんめぇ口調で教養がなく自分の考えを押し付けるところがあると感じた。個人的には苦手なタイプだけれど、ゴルフ道を貫いた人しか見えない世界があるような感じを覚えた。彼が言うことには一定の真理があるように思う。 彼を好きになる人もいれば、嫌いになる人もいるだろう。 そうか、食べず嫌いになる人もいるだろうから、彼を代弁し彼のゴルフ哲学を語ってくれるような人がいれば、彼のメッセージは広く伝わり、彼のやりたいことを一緒にやってくれる人がいるんだろうと思う。 私は週末は家族と一緒に過ごすため、ゴルフをして人付き合いをしようという選択肢を20代のころに捨ててしまったが。もとより運動神経がさほどよくないため、接待ゴルファーにはなれないだろうけど。 ところで、体力の衰えは感じる。 土曜日は御前さまになって帰ってきて、なんとか1日はゆっくりと過ごした。妻を教会へ車で送り、家族のショッピングのために運転手を務めた。だけど夕方子どもとゲームをしたり、妻のネットショッピングに付き合わされたら疲れがピークに達し、9時には寝てしまった。 20代、30代、40代とだんだんと疲れがたまりやすくなり、持久力も、瞬発力も確実に衰えている。しかし、その分調整力や分析力、経験なども増えている。 能力が変われば、戦略の立て方の違いはあるだろうなと思う。 事業の立て方、仕事の仕方など、人によって異なるように、同じ人でも年代によって劣ったところを補い、強くなった力を中心に考えてやっていく方法がある。 棺桶に足をつっこむには、まだ時間がある。

起業支援ネット 梅の家12月

でもこういうご時世ですから、ちょっと動いてうまくいくとはいえませんが、なんか動かないと気がすみません。そんなこともあって、自分のお尻を叩いて動いています。とりあえず顔を出して挨拶をしようと。 今日は、久しぶりに起業支援ネットの梅の家に行ってきました。 お昼にちょっとだけ仕事を済ませて、夕方の5時すぎに駆けつけました。 もう1年ぶりぐらいになるでしょうか。 今年の3月に限界を感じていて起業も中断しました。もう誰にも合わせる顔がないと思っていました。だけどこういう時期だからこそ、なんか知恵を振り絞ってと思います。 梅の家は、起業支援ネットが毎月第二土曜日に開いているフォローアップのようなものです。とはいっても、会員が飲み物やお菓子を持参して雑談をするんです。みなさんが取り組んでいるいろいろな話を聞いたり、自分の事業の話をして意見を聞いたり、もうなんでもありです。世話係をしているS先生がいればこそ続いているし、それを支えている人たちが続けてくれているので、ありがたいです。ほぼ1年ぶりですが、いつもいるような感じで受け入れてくださってありがとうございました。 (そういえばFLOSS桜山もそうだった。主催のKさんやみなさんありがとうございました。) 久しぶりに3年前に一緒に机に並べた、一期生のMさんやビッグイッシューをやっているOさんに会えました。 Mさんは起業の学校に入って起業せずに、かつて閉ざした夢が開いて医者を目指しています。医学部の社会人入学は狭き門です。残念ながら3年間は不合格だったけれど、久しぶりに会った顔は開き直っていてつきものがとれた感じでした。 もう3年目だったので諦めようと思っていたけれど、奥さまがもう1年試してみなさいと背中を押してくれたとのこと。試しに就職活動していてサラリーマンに戻るには厳しい状態なので、どうせ厳しい現実に立ち向かうなら自分のやりたいことを目指せばいい、とおっしゃっていました。 その開き直っている状態が、今年こそ医学部に合格するのではないかと思います。いえそういう人間に天使はほほ笑むような気がします(神がかり的ですが)。 Oさんもホームレスたちの就労支援の1つである、路上でのビッグイッシュー販売を応援しています。 http://bigissue.jp/ 東京や大阪ではビッグイッシューは広まっていますが、名古屋では今一つ盛り上がっていません。がんばれ、Oさん。 他の方の紹介もしたいのですが、スペースがないのでまた次の機会にご紹介しようと思います。 私が取り組んでいるIT関連の仕事のことを相談しました。 S先生にお話を聞いていただき、帰りの地下鉄の中でもお話ししていただきました。他のかたにも話したんですけれど、迷惑だったかなぁ。 小規模の中小企業を顧客とすることを考えていました。 ただ仕事があったとしても、金額が小さい。こちらとしてはたくさんの件数をこなさなければならなくなる。手間がかかりすぎると、仕事の量に対して対応できる時間が多くかかり、一つあたりの仕事の質が落ちてしまう。 会社の体力的な問題もあり、結局小さな会社を支援するのは無理があるだろう。 それならば、それらの小さな会社を束ねている組合や、束ねているキーパーソンにあうことが大事である。 組合まとめてならば、一定の規模があるから、支援や開発もやりやすくなる。 そのキーパーソンに会って仕事を創るコツを教えてくれました。 同業他社も同じことを既にうまくやっているし、決して簡単ではないですが、自分で市場を見つけるかつくっていくしかないですね。 本当にありがとうございました。

[本]あなたには夢がある(Make the impossible possible)

あなたには夢がある 小さなアトリエから始まったスラム街の奇跡著者: ビル ストリックランド , 駒崎弘樹 (翻訳) 出版社: 英治出版 ISBN-10: 4862760422 ISBN-13: 978-4862760425 値段:1,680円(税込)久しく魂をむさぶるという本に出逢わなかったけど、この本はまさに魂を響かせる。この本を読んでいる間、著者のビル・ストリックランドが傍らに立って穏やかに語る。 「ほら、これが私のストーリーだ。次は君のストーリーを語ってくれ。君のストーリーが、他者とどこで交差するだろうか?」その言葉は「君は何のために生きているの?君の人生はどんな意味を持つのだ?君は誰のために生きているんだ?」と同義である。 またときおり私の魂をゆすり何かをふるい落とそうとしたり、ぞうきんを絞るように自分のストーリーを魂から絞りだすような感じを覚えた。 もはや裸になり恥ずかしい思いをしている段階ではない。自分の恥部を含めてすべてがまな板の上に載せられている。さまざまな自己啓発書や宗教書を読んでも本当に魂に響くことはなかった。 ただ彼と波長が合ってしまったのか、それとも本当にすごい賢人なのかわからないけれど、彼の半生を描いたこの本は響いてしまった。 ビル・ストリックランドはたぶんお会いしたらごく普通の生活をしている人だろう。でも、信念を持って周囲の人を巻き込んで動かすことのすごさの現実とその理由を本というフィルターを通しても充分なほど、身をもって体験したといえる。著者のビル・ストリックランドはマンチェスタークラフツマンギルド(後のマンチェスタービッドウィル)という組織を創業した人である。 http://manchesterbidwell.org/彼は慈善家ではない。 人々が自分の力で、生活を変え、尊厳を持てるようにして、社会に自らの力で参加していけるための、後押しをする事業をしている。 施しは人のためにならない。あくまでも自分の力で立てるように、仕事を覚えるための学校を提供する。そして企業がその人たちを採用しやすいように、時宜にあった教育をする。人間としての尊厳を大切にすることを心がけ、学校では一流の学習環境と芸術に触れることができる。典型的なアフリカ系アメリカ人の貧困な家庭で生まれ、一歩間違えたら道を踏み外すようなところで育った。 将来を絶望し始めたころに陶芸を教えてくれる先生に出会い人生の出発点を変え始めた。自分が生まれ育った地域マンチェスターというのは麻薬の売人やギャング、娼婦がいるようなひどいところだった。陶芸で自分が救われたことから、なんとかこの街の人々を救いたいと思い、まずは陶芸を教えてみんなに自分と同じような体験をしてもらいたいというところから始まった。命を狙われたり倒産の憂き目にあいながらも、情熱を捧げて、たくさんの人に認められていった。彼がやったことはマンチェスターだけでなく、サンフランシスコ、ピッツバーグ、ロスアンゼルスなどへ広がっていく。決して平坦な道のりではなく、さまざまな苦労がのしかかる。でも、彼は自分のストーリーを語り、それに共感してくれる人たちのストーリーと交わったところを見つけて、ともにその組織を維持してきた。私にとっては、「まず自分のストーリーを語る。そして他の人が求めるところの接するところを探して、そこに礎をうち少しずつ事業を築き上げていく。」ということに気付かせてくれたのが、とてもありがたかった。翻訳者の駒崎弘樹さんは、テレビでもたびたび取り上げられているNPO法人フローレンスの代表です。 小さなお子さんが病気になったときでも預かってくれる保育を提供しています。忙しい中、素敵な翻訳をありがとうございました。 また英治出版からモニター購読させていただきました、素晴らしい本をありがとうございました。

息子の懇談

小学校の懇談へ行ってきました。 息子は小学校4年生です。 発達障碍ですが普通学級へ通っています。 普通はお母さんだけが先生とお話しするのですが、我が家の場合は妻がちょっと不安に思うみたいで2人で一緒に行きました。 ちゃんと学校の授業についていっているか、友だちとトラブルを起こしていないか心配です。 懇談は4階にある教室で行います。 着いた時はまだ2人前のお母さんが教室の中で先生と話されていました。 1人前のお母さんが座っていました。 「あっ、どうもいつもお世話になっています。xxの母です。」 「こちらこそ。お世話になっています。」 と息子の友だちのお母さんと妻が挨拶しました。 プイと顔を横を向けられるのではないので安心しました。 そして少し経ってその女性が入れ替わりに入っていき、10分ほどしたら私たちの番になりました。 椅子が足りなかったので先生の椅子を譲って下さり、先生は生徒の椅子を持ってきて座りました。 担任の先生は私の歳より少し上のベテランの女性の先生でした。 「こんにちは、いつも息子がお世話になります。」 「○○君はがんばっていますよ。」とエールをいただきました。 それから学校の状況のことをいろいろ教えて下さいました。 小さなトラブルはありますが、叩いたりすることは少ないようです。 好きなことは一生懸命にこだわりを持ってやるようです。 ただ自分で納得がいくまでやる傾向が強いです。 算数の時間に、先生が「もう計算は止めて、次は文章題ですよ。」と言っても、計算問題が終わらないうちは頑としてやめません。自分一人でも続けるようです。 友達とトラブルがあったり先生に叱られたりすると、うつむいて苦しい表情をして聞く耳を持たなくなります。なだめたりすかしてもダメ。 そのときはしばらくほかっておきます。そして本人が興味を持ちそうなことを提案しますと、そのうち引っかかってそのことに興味を持ちます。興味を持つと、さっきまでふくれていたことは忘れてしまいます。「えっ、さっきまでの人とは別人」のように、気が晴れて新しいことをしはじめます。 それでもトラブルはありますが、友達を叩いたりすることは我慢できるようになりました。