このところ本の紹介ばかり続いたので、つまんないですが自分の状況について書いておきます。
まずタイトルをどうつけようかどうか迷いました。
「独立中断して」、「独立失敗して」、「再就職して」、「再雇用されて」といくつか浮かびましたが、40過ぎの男は雇用されているとしても独立の気概がないといけません。ただみんなが主張すると角がぶつかるので、うまく角が取れて丸くなるまで調整しないといけませんけれど。
一人身ですとどっかの大学で研究していたかもしれませんが、妻と2人の子どもを支えるためお金を稼ぐことばっかり考えています。ビジネスの種を探しているともいいます。
3年間独立して、結果的に経営理念にそったビジネスは実現できなくて中断しました。経営理念を曲げて、一人派遣で仕事をしたり、なんでも受託開発すれば、オフィスも維持して続けていられたかもしれません。
ただ一人で仕事をしていることの限界を感じて、今は知人の会社に身を寄せています。これで半年と半月経ちましたが、だんだんと慣れてきました。
一人でいると社会的な接触が減ってきて、何気ないことでもどう接すればいいかわからなくなっていました。半年近く経つと、それが徐々に昔に記憶を取り戻してきました。ビジネススーツを着ているわけでも営業職でもないので、不十分ですが時間があればなんとかなるものですね。
[追記]
そばに誰かいるだけで影響を受け取りますし、与えます。
一人でいると調子づいてだんだんと良くなっていくこともありますが、逆にどんどん悪くなることがあります。まるで羊水タンクにいて外部の刺激を閉ざすと、自分で刺激をつくってしまうような感じでしょうか。
一緒に仕事をしていなくても、そばに人がいて似たようなことをやっていると、影響を受けます。それが励みになったりするんですね。
でも全く違う業種だとたぶんダメでしょう。テレアポや営業のようにうるさ型だったり、一般事務のようなのでは波長が合わないと思います。そういう意味では、たとえ別の仕事をしていても、場所というのも重要なのかなと思います。
株の方は厳しい状況になってきてポーンとお金が飛んでしまいそうです。
7並べで3回パスしてもう出せなくなって、カードを場に出すかどうかの瀬戸際でしょうか。
だめだったら、覚悟を決めて別の手段を探していこうと思います。
空売りする局面があり空売りしていれば、株は下がるだけ儲かるのですが、日本経済がダメになるのを応援しているようで気が引けていました。
今は、空売りの後にこの時期に買っていれば、株の下支えになるということもあるのに気付きました。今さらですが、この時期を乗り越えることができたら、上がりすぎた株を空売りしようと思います。
南方熊楠の自伝を読んだのですが、刑務所にいる間に粘菌の新種を発見したそうですから、生きていればなんかできるのではないかと思います。
食品の偽装や金融商品の信用、だんだんと信用ということが非常に重い時代になりつつあります。国や会社という組織というよりも、その中にいる人間の倫理観が大切な気がします。そういう意味で、これから「信用」というのが大事な時代になっていくんだなと思います。
何か「信用」をテーマに貢献できればいいかなと思います。
と、本を読みプログラムを書き、家庭という無期懲役刑を受けながら淡々とやっています。
平成独立開業記今更ながら、「独立開業記」という独立の体験談を読みました。
この本を書いた人も、フリーライターとして仕事を始めたばかりですが、全体的に年齢層が40?50代の人たちです。
独立を奨励する本が多かったのですが、この本ではそうはいっていません。
かつて普通にサラリーマン生活を送り、いろいろな事情から独立することになった人たちです。
みなさんいろいろな経験があり、会社の中では能力も地位もある方なんですが、独立するとその能力が社外で通じることなのか、地位もまったく役に立たないということがわかります。
収入は会社員の方がずっとよく、なんとか今の生活を維持するのが精いっぱいという感じですね。
私も普通に会社勤めしていた方が、収入面もずっとよかったし、たぶんその収入に戻るのは難しいかと思います。
ただこの本に出てくる人が語っているように、自由があります。
その自由というのは、社長や上役の命令に従わず、自分で決めていけることです。
物事にはなんでも、良い面と悪い面が共存します。
新しい環境に飛び込むと、新しい良い面と新しい悪い面があります。
自分にとってその良い面は待ち望んでいて、その悪い面は他人からすれば大変なことだけれど自分にとっては何でもないことであれば、その選択は良かったといえるかも知れません。
中には中小企業診断士や社労士、税理士などの資格を持って、独立した優秀な方でも苦労されています。その資格だけで世の中を渡っていけるほど楽なものではありません。
変化が激しいIT業界は、資格なんて価値がないかもしれません。
資格試験を作っている間に、ITの常識は刻々と変わっていきますから。
自分が生き抜くために何をするかというよりも、
自分が生かされるために何をすべきでしょうか。
このところ、わずかな自由と引き換えに懲役刑で生きているのではないかと、錯覚するようになりました。
「ちょっと見て。ポッドの調子がおかしいの」
そう言って、「ロック解除」のボタンを押して、赤い「出湯」ボタンを押しても、お湯が出てこない。
モーターのうーんという音がかすかに聞こえるが、水がじょろじょろという音がない。
いまどき、電気製品の修理は軽く数千円はかかる。
かたや、電器ポッドの料金は7000円ぐらいでせいぜい一万円。
この製品はサンヨーの「U-HR30」というものでネットで調べたら6000円ちょっとだった。
壊してもかまわないと思い、分解する。
底のビスを外す。とてもシンプルな設計。
暖かくするステンレスの部分と、モーターにポンプがついているところ、そしてボタンや電子チップの基盤。
モーターは中国製のもので、これがダメだったら入手困難だろう。いやどの部品がダメでもメーカー以外は入手が難しいだろうなぁ。
ポンプのところがねじ止めだったので開けてみた。
ポンプの羽根とモーターの接続部分が面白い。
つながっていなくて、プラスチックの壁を隔ててマグネットでつながっている。
モーターの先にマグネットが付いており、羽根のマグネットを回す。
それで水漏れを防いでいるのか!!
モーターについているマグネットを触ってみると、動かない。
そのマグネットに力を入れたら、スムーズに回るようになった。
半年ほど使用していなかったので、錆か油かで固まっていたらしい。
元に戻して、電器ポッド代が儲かりました。
以下のページを見て、分解することが躊躇なくできました。ありがとうございます。
電器ポッドの修理
http://tantanpopo.blog.so-net.ne.jp/2007-12-22
さて一万円以下の商品の場合は、ほとんどの場合は修理をためらってしまうだろうな。電気屋さんに持ち込んで多額の技術料がかかるか、諦めて新品を買ってしまったろうな。
まだまだ使える部品があるのに、ノウハウがなければゴミと化す。
なんかビジネスモデルが見つからないだろうか。
ユダヤ人は世界人口の0.25%にすぎないそうですが、ノーベル賞受賞者のうち20%を占めているそうです。
それは「ユダヤの商法」でも出てきたユダヤ人の経典「タルムード」が子どもの時から結びついているからかもしれません。
こんな内容です。
1)笑いなさい、2)他人とは違うものを発見せよ、3)権威を憎み、権威になるべからず、4)逆境こそチャンスと考えよ、5)カネより時間を大切にせよ、6)まずは元手がいらないことから始める、7)相手の話は自分の話の2倍聞け、8)生涯にわたって学び続けよ9)カネは奪われるが知識は奪われない、10)知識より知恵を重視せよ。
(出典:http://www.news.janjan.jp/government/0701/0701208460/1.php)
国や土地という安住のない場合、すべてを動産つまり頭脳に注ぎ込んだことが、現代において有効なんでしょうね。
人間は古来より何も変わっていないので、彼らが身につけたものは公理といえるものかなと思いました。
では、昨日の続きです。
61 金儲けのできんやつはアホで低能や
頭さえ使えば金の儲かることはゴロゴロころがっている。儲かるタネはいくらでもある。それなのに金儲けのできないやつは、アホで低能で、救いがたいやつである。
62 法律の欠陥をつけ
法律は人間の作るもので64点すれすれで合格したもので不完全極まりない。法律の欠陥や法律の隙間には、キャッシュがぎっしり詰まっているものと思え。
63 “根回し商法”は蹴っ飛ばせ
日本の根回し商法は、ムダ以外の何物でもない。
64 エライ奴こそ働け
中間管理職で椅子にのけぞっているやつこそ働け。ただ座っているだけでは会社として損失。
65 ユダヤ人のペースに乗るな
ユダヤ人がいばりくさっていたら、「日本人は2000年間、買える土地を持っているんだ」といってやる。
66 懐疑主義は無気力のモト
ユダヤの商法の続きです。
余談ですが、私たちが日常使っているアラビア数字の形の意味は知っていますか?数字の角の数だそうです(上図)。ほんとかい?(アラビアではアラビア数字は使っていないんだよ)
26 「未決」書類は商人の恥
即断即決がビジネスでは重要。未決な案件を残すのはそれができない証拠。
27 ”ゼニ”の取れる名前をつけろ
子どもの名前や会社の名前は、わかりやすくなじみやすく気品のある名前にする
28 差別には金で立ち向かえ
差別は相手が劣等な場合の優越感からくるものと、相手が優秀な場合の恐怖感からくるものとの2つの種類がある。
29 軍隊とは金儲けの場なり
軍隊では下っ端でも、金銭で支配することができる
30 勝負はタイミングで決まる
大胆にチャンスに挑む
31 大損しても納期は守れ
例え自分が大損するとしても、約束を死守せよ
32 悪徳商人は大統領へ直訴せよ
理にかなっていないことは、ときには大胆な行動をとる
33 一歩先を読め
海運王オナシスの自伝映画を見ていました。
波乱に富んだ生涯ですが、何かビジネスのヒントはないかなって思ったのですが、なかなかありませんね。
・命をかけてやらないと得るものがない
・ルールのないのがルールだ
・人にあったらメモをとって、次に会うときはその人の値段がわかる
オナシス所有のスコルピオ島はどこかなと、Google Mapで探しました。
http://maps.google.com/maps?ie=UTF8&q=lefkada&ll=38.693817,20.744634&spn=0.018322,0.043945&t=h&z=15
昔の海外放浪中に、ちょうどクリスマスの時期にエーゲ海にあるサントリーニ島へ行きました。海と空と屋根の青色、壁の白色の2色に鮮やかに彩られた世界は、この世の終わりを感じました。「2001年宇宙の旅」の最後のシーンのような。
ロシア語を大学時代に少しだけかじったので、ギリシャ語は話せませんがギリシャ文字は何とか読めました。
ギリシャ文字を読むとなぜか数学を思い出してしまいます。
昭和47年(1972年)出版で、オイルショック直前の高度成長期の状況ですので、今と時代が異なることがあると思います。それでも、参考にするべきところが多いと思います。
(追記:再刷を重ね少なくとも266刷りはあるそうです。だとしたら私以上の年齢の方は、この本を目にした人は多いですね。)
私は図書館で見つけましたが、入手が難しいと思います。Amazonでは3200円と高値すぎます。ここで要約を残しておこうと思います。
全体で97カ条ありますので、今日は一部分だけ紹介します。
1 78:22の宇宙法則
良く言われる80:20の法則より細かい。正方形と内接する円の面積の割合
2 金持ちから儲けさせてもらう
全体の22%の人が78%のお金を持っている
3 生活の中に数字を持ち込め
「今日は暑いねぇ」というよりも、「今日は32℃で暑いねぇ、昨日よりも2℃高いですね」という
4 世界の支配者、その名は「ユダヤ商人」
経済だけでなく文化や科学の分野もユダヤ人ががんばっている。ピカソもベートベンもユダヤ人だったの?
5 「きれいな金」「きたない金」はない
日本人はお金の氏素性を気にするが、お金にそんなものはついていない
6 現金主義に徹すること
銀行預金は信用しない。「今キャッシュにしたらいくら」を基準にする。
7 利息目当ての銀行預金は損だ
利息はつくけれでも、所得があるという証明になってしまう。結局は所得税の証拠になって、国にごっそりとられてしまう。
GIGAZINEに載っていた
「リーマン・ブラザーズとAIGが破綻、それが一般人の生活に今後どのように影響するのか?」はすごくわかりやすく書かれていた。
この記事では、銀行はお金を貸すことに慎重になっていくと書かれていた。
それが渋るというのは、銀行そのものを否定することにもなるかもしれない。
食品偽装も含めると、人を信用するということがますます難しくなっていく。
大変な世の中になっていくと考えて悲観的になるよりも、、、、
「信用」というものの価値が上がっていくということなのかな。
未来の記憶のつくり方Amazonで購入
書評/サイエンス
本のタイトルはかっこよすぎて期待してしまいましたが、最新の脳科学の成果を実生活に結びつけている点は好感が持てました。
この本の中から「未来の記憶」と脳の発達について取り上げてみます。
普通に記憶というと、過去の出来事を覚えるものです。
「未来の記憶」というのは、私たちが未来の予定を覚えることなんですね。そして記憶は感情とも結びつくと強い記憶になり、自分自身に強い影響を与えます。
未来の予定が、「明日の会議は積極的に議論されて、きっと会社にとって前向きの具体的ですばらしい案が出て、参加者全員によって可決されすすめられる。」といような感情的に気持ちの良い記憶にすることが大事なんです。ポジティブに捉えれば、明るい結果を導き出しやすいものです。
そして結局、私たちは良い方向へ進むことができます。
著者は「オーラの泉」も例に挙げていますが、その科学性や本当であるかどうかは言っていません。その話の結果が、被験者にとって良い方向へいくことを肯定的にとらえています。
ものごとの原因はわかりづらいもの。その結果が良いものであれば、それはそれでいいのではと、、私もそう思います。
もう一点、脳の発達について
私は頭脳の成長は20代がピークでそれ以降は衰えていくものだと思っていました。ただ一方で経験が支えていくので、全体の能力としては40代、せいぜい50代がピークであると思っていました。
ところが知能は「流動性知能」「総括性知能」「結晶性知能」の3種類があるそうです。
「流動性知能」が、通常いわれている知能と呼ばれるものです。
18歳をピークにしてだんだん下がっていくそうです。
「総括性知能」とは、段取る力やマネジメント力です。自分の知識を組み合わせ何かを生み出すだけでなく、他者の力を理解して全力をあげる力です。この力は、置かれた立場や世界観によって、40歳以降二極化する可能性が考えられています。
「結晶性知能」とは、年齢とともに伸びていきます。知恵・知識・経験を伴った知能で年齢とともに下がるということはありません。
以上の3つの知能の総合力なので、決して若ければいいというものではないそうです。
あーあ、良かった。
最近、自分でもこれまでなかったことですが、マネジメントに強い関心が出てきています。個人の限界を感じたからかもしれません。でも、パズルやプログラミング能力はベストではなくてもまだまだだと思うんですがね。
最後に「記憶のコツ」を記しておきます
三割忘れる頃におさらいをする 記憶したい面ではこころを動かす 記憶を引き出す 音韻と視覚の両方で記憶する 3の3の3で覚える 目を閉じてワーキングメモリーを働かせる チャンキングとフッキング、結局は理解すること パッションとポーラースター 覚えられなくて当たり前 これがよくわからない人は本を買ってください(笑)
中国で話題になっている、粉ミルクにメラミンが混入されるかという問題がわからないので調べてみた。
答え:
ミルクの含有量をごまかすために、加えたものだ。
ミルクの含有度をタンパク質の量で測る。メラミンを混入するとタンパク質が多く含まれると錯覚する。というのは、測定方法は窒素含有量を測るのだが、メラミンは有機窒素化合物だからという。
そしてメラミンは、無害だと信じられてきた。
参考ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/morioka_hisamoto/44055889.html
http://haya.txt-nifty.com/hayadiary/2008/09/post-a02d.html
肌が黒いという、メラニン色素とは関係ありません。
追記:
調べていてわかったんだけど、ペットフード事件のときもメラミン混入が原因だったんだね。それをミルクの中に入れるなんて、無害でない証明がされているのに、、、、自分以外の人がどうなるか構わずやるなんて、ひどい。
中国産ペットフード原料にプラスチック原料が故意に混入された理由
http://diary-or-notes.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_2add_1.html
こんなことを故意にやっていたら、凌遅刑 ものだよな。
(言葉をつかいたかっただけです。残酷極まりない。。。)