全110巻あるので時間がかかった。
最初は藤掛飯伍という同心の話だったが、20巻あたりから菊池鶴次郎の話になった。
菊池鶴次郎という同心は、女にもてる。
知り合った女が幸せになるように、自分の命をかける。それが本気だから女も好きになる。
それで彼の代わりに次から次へと死んでいき、いつの間にか「死神」というあだ名がついた。
犯罪者や岡っ引き、姫、くノ一、別式女(女武芸者)、花魁などいろいろな女性と関わってしまう、、羨ましいというよりも大変だ。
本当に命をかけて好きになったら、好きになってくれるだろうか?
うーん、漫画の中の理想像なんだろうなぁ。
江戸時代の風俗や熊野詣の話があって、興味ぶかかった。
マンガの自殺島を読んだ。
何度も自殺する人は、国にとって迷惑だから、生き残った場合南の島に送られる。
かつてこの離島に人は住んだ形跡はあるが、離島で電気も水道も食料もない。そのまま死んでもいいし、もし生き残りたいならば自分で食料を調達して行きなくてはいけない。
暗い話で敬遠していたが、読み進めていくとぐいぐい惹かれていく。
自殺しようとしたのに、この島でなんで生きようとするのか?
法律も何もないので、人を殺すのも、略奪するのも、何をしても自由。
そんな社会に人は生きていけるのか?文明はそこから発生したのだろうか?
単なるマンガというよりも、マンガの中で社会実験をしていて、いろいろなことを考えさせてくれる。
世界に文明が生まれる前は、お互いに殺し合い略奪し合い、レイプしまくっていたのだろうか?
でもお互いに協力し合ったほうが、生存の可能性が高いので社会を作っていったのだろうか?
そんなことを考えてしまう。
犯罪を犯したり、自殺して迷惑をかけるのだったら、こういう島に閉じ込めて自由にやってくれという考え方もあるだろう。
老人になったら、姨捨山のように送り込むことになるかもしれない。
そのときは、この自殺島のような社会実験が現実に起きるのかもしれない。
昨日、友人にあった。
日本国内で温泉へ行ったり山を登ったり。そして海外にぶらっと行くらしい。
フィリピンのボホールに妻の家があり部屋が空いている。ボホールへ行くならば、「自由に泊まっていいよ」と伝えた。
フィリピンにもいい面と悪い面があるが、心を癒すならフィリピンはいいだろう。
そして、ブータンにも行くらしい。
若いころにネパールからブータンに行くことも考えたことがある。
25年も前でも、1日$130旅行費用として使えば、行けるらしいと聞いた。
今では有名になったが、シッキム・ブータン・マニプールなど未開の地に行ってみたらどうだろうと思った。
マニプールはバングラディッシュの東に位置するが、内乱で政情不安だった。今はどうなっているだろうか?
インドにいたとき、私は日本や中国から来たかと聞かれず、「マニプールからか?」となぜか聞かれた。
きっと私と同じような顔がたくさんいるんだろう。
旅の話を聞いていると、昔のことを思い出す。
家族をおいて海外へ一人でいけないので、その気持の持って行き場を、、、、
Facebookの世界地図で「旅行に行った」というのを記す。いつどこへ行ったと地図にプロットすると、当時の記憶が蘇り、ちょっと幸せな気持ちになる。まだ書ききれていないが、いつになったらまた行けるのだろうか?