2011-08-30 Twitterの更新
原題は、 The New Paradigm for Financial Markets The Credit Crisis of 2008 and What It Means. 要点を纏めてみる。 ・社会科学は自然科学と異なる ・自然科学は自然法則だけに基づけば予測可能だが、社会科学は複数の人が関わるので予測不能。 (つまり自然科学は神一人だけの法則だが、社会は神に複数の当事者が関わるから) ・予測不能な理由は「再帰性」というのに基づく。 ・経済的予測を政府を含めディーラーは行っているが、みんなが予測可能だと思っている。しかし不可能。 ・株や商品の動きは、そのものの価値に収斂するというように思っているが、「再帰性」が働くとカオス的な動きを示すことがある 「再帰性」という日本語のもとになる英語は2つある。induction と recursive。
日曜日の昼下がりにたまたま、KeyHoleTVってデジタル移行後はどうなったのかなと思って起動した。 KeyHoleTVは映像をP2Pで配信しているソフトだ。 プロテクトのかかっていないアナログ波のテレビ映像も載せることができるので有志が配信している。 私はテレビを全くといっていいほどみないけれど、たまたまNHKでふたりという番組で、宮崎駿と吾郎さん親子の映像を流していた。 吾郎さんはジブリで、ゲド戦記とココリコ坂の演出を手がけている。 アニメを世界に広げたのは、手塚治虫さんと宮崎駿さんの功績が大きいと思う。 宮崎駿さんは第一人者で存在が大きすぎる、その中で吾郎さんが跡を継ぐのは容易ではない。 宮崎駿さんは、吾郎さんをすごく可愛がった。子煩悩だった。 吾郎さんが喜ぶ顔を見たくて、パンダコパンダ、未来少年コナンなどをつくったという。 しかしそれから有名になってしまって忙しくなり、吾郎さんを構ってられなくなった。 吾郎さんは経済的には困らなくなったものの、父親の帰らない母子家庭のようになったという。 父親とキャッチボールをしなくてもいいから、ただ家にいて欲しかったという。 小さい頃から絵が好きで上手だったけれど、アニメーターへの道が厳しいことを知っていたので、大学は建築を専攻して建築家の道を歩んだ。順当にその道を進んでいただが、ジブリ美術館の設計を頼まれたことからジブリに関わってしまう。 吾郎さんの絵も父親譲りで上手で、彼の空間イメージを作るという才能に、鈴木プロデューサーは惚れ込みゲド戦記の演出をすることになった。初めての作品は及第点でも、吾郎さんの力を出し切れていないようだった。 父は息子を愛しながらも、自分とは違う才能に葛藤を覚える。 父は70に届くという年齢に限界を感じ始めていて、息子に仕事を継いでもらいたいと思いつつ、息子のつくるものに不満を感じる。 自分の父と自分との関係、自分と息子との関係をオーバーラップさせながら見ていたが、このドキュメンタリーそのものが映画のように心をうった。