Twitter Updates for 2011-04-05
飛行機は遅れて、午前1時前にマニラに着いた。日本時間では午前2時頃になる。 国内線に乗り換えるのだが、イミグレーションを通り、飛行機からの荷物を受け取り、税関を通る。 フィリピン人の妻と一緒なので、1年間有効の入国許可だ。結婚前はビザの延長をしたこともあったが、いつも短期滞在なのでその恩恵を受けたことはないのだが、なにかあれば助かるだろう。ただこれは出入国を妻と一緒にすることが条件らしい。 荷物をカートに載せたまま、同じビルの3階の出発ロビーへ。 セブパシフィックは同じ第3ターミナルなので、歩いていけるのがうれしい。フィリピン航空だと同じ空港でも、他のターミナルなのでバスに乗って移動する必要があるらしい。 さて朝8時発の国内線タグビララン行きまでどうやって待とうかと思っていたら、いいことと悪いことがあった。 いいことは、朝の便を待つ人が多く、ターミナル内のお店が開いている場合が多いこと。あとで調べたら、午前3時発や午前4時発など、早朝に飛ぶ飛行機も多いことだ。どうも24時間空港は動いているようだ。初めてフィリピンに来た20年近く前の、閉塞感みたいなものは感じない。あの頃は、なにかにつけチップを要求されたな。 私は経験がないけれど、税関ですらかばんの中を見せずにさっと通るためには、チップを要求されたらしい。 悪いことは、人が多いためくつろげる場所がなかったことだ。ざわつく音や明るい照明と、横になるようなベンチがない。 私はともかく、息子と妻があまり眠れなかった。 簡単な朝食を妻がターミナル内のお店で買ってくれたが、あまりおいしくなかった。日本に比べれば安いけれど、フィリピン料金としては割高である。これは世界中どこの空港でも同じだな。 午前6時過ぎに国内線のターミナルでチェックイン。 午前8時に国内線のタグビララン行きにのる。ジェット機で国際線よりも少し小さめの飛行機。 1時間ちょっとでタグビラランへ。こちらもフィリピン航空だとちょっとした機内食がでたけれど、なにもない。 3回目や4回目にフィリピンに来たときは、確かフィリピン航空でプロペラ機でマニラからタグビラランへ飛んだ覚えがある。50人乗りで、時間は倍の2時間半かかったと思う。 タグビラランはボホール州の州都である。セブの南東に位置するフィリピンで10番目に大きな島で、セブからは高速ボートで2時間弱で着く。飛行機も昔乗ったことがあったが、プロペラ機で15分ぐらいで着く。ボホールは観光地として有名で、セブよりもきれいなビーチとダイビングスポットがあり、チョコレートヒルズという高さ50mぐらいの小山が100個以上あるという変わった景色がある。世界でもっとも小さいと言われる霊長類「タルシウス」も住んでいる。 またボホールは世界史に早く出てくる、マゼランがセブのマクタン島で殺された次に、スペインのレガスピがボホール島の酋長と血の盟約(Blood Compact, Sandugo)をして、平和締結をしたという話が出てくるのは、このボホール島である。しかも妻の生まれたLoayのPaloらしい。 フィリピンでは行政区の最小単位として、バランガイというのがある。日本でいうと部落のような単位であるが、本によると船の単位らしい。フィリピンは日本と同じような島国であるが、もともと住んでいる人がいなかった。南のボルネオ島あたりから、民族が北へ移動して来たらしい。大きな民族移動が3回ほどあり、最初の移動がルソン島のピナトゥボ火山の近くに住む民族である。第二回目がルソン島などフィリピンの北部に住む人達である。最後がセブから南に住む人達だそうだ。 フィリピンは日本以上に多民族にわたっている。 日本でも北のほうに住んでいる人と南の方に住んでいる人は顔形も言葉も違うが、フィリピンではもっと異なる。島によって言葉が違うそうで、言語的にマニラ中心で話されるタガログ語がフィリピンでの公式言語になっているが、セブやボホールで話されるセブアーノ語も人口の40%以上を占めるらしい。日常使う単語が、タガログ語とかなり違っているので、タガログ語しかしゃべれないマニラから来た人は何をしゃべっているかわからないらしい。しかし文法的には似通っているし、語彙も共通している部分も多いので1年ぐらいいると普通にしゃべれるようになるらしい。 小学校ではタガログ語を学ぶし、テレビや新聞はタガログ語なので、妻はタガログ語を使うことができるが、しゃべるのは苦手らしい。出会ったときは、タガログ語と英語のどちらがわかると尋ねたら、英語のほうがいいと言っていた。
2011年3月24日、妻にとっては5年ぶりの帰郷となった。 昨年11月に安い航空券というので、フィリピンへの航空券を購入した。LCC(低価格キャリア)のセブパシフィック航空。 大阪からマニラまで、一人当たり往復4万円を切っている。マニラから妻の故郷のボホール(タグビララン)まで往復1万5千円だった。キャンペーン価格だと安いかもしれないが、通常のこの料金は安いかもしれないが、とても安いとはいえない。 仕事が山積みで後ろ髪をひかれる思い(場合によってはクビ)を覚悟で、妻の帰郷を承諾した。 まずは1日前に東京から名古屋へ夜行バスで戻る。前日の準備と1日の休養が必要だと思った。 翌日は、名古屋から大阪へ車を飛ばさなくてはいけないからだ。 しかも、今回の帰郷は娘の中学卒業と高校入試、息子の小学校卒業と中学入学と時期が重なっている。卒業式は終業式よりも早めなので時間的余裕があると思ったからだ。 だけど、出発が近づくに連れて一つ新しい事実がわかった。 娘の高校入試が合格しなければ全ての計画が頓挫してしまう。そして合格したとしても、入学手続をしなければいけない。 娘はがんばって第一次志望に合格した。そして入学手続が、今日3月24日の午前中とわかった。 出発日に重なった。 私は名古屋に戻っているので、車で娘と保護者としての妻を高校まで送迎した。 全部終わったのが12時頃だった。セブパシフィック航空の大阪発マニラ行きが午後8時40分。 午後7時までに関西国際空港へ到着すればいいから、7時間かけて大阪行くのは大丈夫だろう。 とはいっても、渋滞や事故など不測の事態が起こりうることもあるので、急いだ。 12時半頃に名古屋の自宅を出発して、大阪へ向かう。 高速を使えば4時間とかからないかもしれないが、週末ではないのでまともに走ったら、6000円を超えてしまいそうだ。 がんばって下の道で行く。高速ではないものの、名阪国道は道が整備されている。 国道23号線で鈴鹿まで行き、給油をする。 石油が高くなっている今としては、ガソリン代が比較的安い。名古屋市内だと150円ぐらいだが、ここでは138円。 プリペイドカードなので、5000円分買ってガソリンを入れたのだが、80円分くらい余ってしまった。もう2度と来ないから80円ぐらいもったいないが、安いからいいか。安いといっても後から考えれば、1割も安くないのだけど、あからさまな値段というのは神経質になるのだろうか。 鈴鹿から西に向かって、名阪国道にのる。天理には午後3時半に着いた。 天理までが無料区間で、ここより西は有料の高速道路になる。天理から高速に乗って関空までいくと1時間ほどらしい。 もし天理に着くのが遅かったら高速に乗ろうと思っていたが、名阪国道を降りて下の道で行くことにした。 走り始めて、失敗したかなと思った。
娘の中学校の卒業式が、3/8(火)にありました。 息子の小学校の卒業式が、3/19(金)にありました。 3年違いなので、卒業と入学が同時期にあります。 今は東京に出てきて仕事をしているので、残念ながら2人とも卒業式には出ることができませんでした。 でも、妻が卒業式に出た後にすぐにFacebookに写真をアップしてくれるので、雰囲気が伝わってきました。 ありがたいことです。 あっという間ですね。 娘は来年は高校生、息子は中学生です。 お年頃なのでそばにいてやりたい気もしますが、かえってウザク思われるのでこんな状態もいいかもしれません。 息子のことは、ときどき妻から話を聞かないや勉強をしないと苦情がありますけれど、注意はしますけれど適当に聞き流しています。 息子ももう中学生だから、勉強をやるかやらないかは自分で決めるでしょう。 アドバイスはしますが小言をいうのはこれでやめることにします。 娘の高校進学も、もう少し良い高校も狙えたのに、本人が望む高校で構わないと思いました。 2人とも一人の人間として、自分の進む道を自分で決め、自分でやったことは自分で責任を取って欲しいと思います。 私は子どもが成長するまでもうちょっとの間、生きていたいと思います。 あまり資金的な面で援助はできませんが、私の親がしてくれたと同じようにブレーキをかけることだけはしたくないなと思います。 (でも地元の国公立でお願いね。お金が稼げたらいろいろ選択肢はもてるかもしれないけど)